「完璧にしてから」で一歩も動けない人へ。完璧主義を捨てずに行動する4ステップ【Day 5】

思考・マインド

「完璧なデザインにしてから始めよう」と思って、もう3か月が過ぎた。
「ちゃんと書けてから公開しよう」と思って、下書きのまま放置している。

もしそんな状態に心当たりがあるなら、それはあなたが怠けているからでも、性格が悪いからでもない。「完璧思考」という思考のクセが、あなたを止めているだけだ。

この記事は、やりたいことがあるのに準備ばかりで動き出せない人に向けて、完璧思考の正体と、俺が実際に使っている「とりあえず思考」の4ステップを書く。読み終わるころには、完璧を待たずに最初の一歩を出せるようになっているはずだ。

先に結論を言う。完璧思考は、捨てるものじゃない。完璧を「後回し」にするものだ。まず最小限を出して、後で直す。それだけで、完璧を待たずに動き出せる。

俺は47歳、自己破産、生活保護、転職30回、糖尿病に狭心症。完璧からは一番遠い人間だ。そして、このブログ自体が「完璧じゃないまま出した」結果でできている。一緒に、とりあえずやっていこう。

完璧思考って何?「完璧じゃないと動けない」クセ

完璧思考っていうのは、「完璧じゃないと動けない」思考パターンのことだ。

具体的には、こういうやつ。

ブログを始めたいのに、「完璧なデザインにしてから」と思って、いつまでも始められない。記事を書きたいのに、「完璧な文章じゃないと公開できない」と思って、下書きのまま。ダイエットを始めたいのに、「完璧な食事計画を作ってから」と思って、いつまでも始められない。

——どれか1つでも「俺だ」「私だ」と思ったなら、完璧思考の住人だ。安心してほしい、俺もその一人だ。

完璧思考が俺たちを止める3つの理由

完璧思考の何が厄介かというと、こうやって俺たちを止めてくる。

一つ目、行動できなくなる。完璧じゃないと動けないから、準備ばかりして、いつまでも本番に入らない。

二つ目、そもそも完璧なんて存在しない。完璧を目指しても、永遠に「完璧」にはたどり着かない。だから、永遠に始められない。

三つ目、機会を逃す。完璧を待っている間に、時間だけが過ぎていく。気づいたときには、もう遅い。

俺が転職を30回も繰り返したのも、これが効いていた。「完璧にできないとダメだ」と思い込んでいたから、少しミスをすると「もう無理だ」と全部投げ出してしまう。完璧思考は、人生まで止めにかかってくる。

「始められない」のが完璧思考、「続かない」のは別の敵

ここで1つ、線を引いておきたい。

完璧思考は、「そもそも完璧を待って、一歩も始められない」という、スタートの問題だ。

一方で、「始めたのに、1日サボると全部やめたくなる」という続かない問題は、別の敵——「白黒思考」のしわざだ。これはDay 4で詳しく書いた。

もしあなたの悩みが「始められない」より「始めたのに続かない」なら、敵が違う。先にこちらを読むと、自分を止めている正体がはっきりする。

Day 4:白黒思考の倒し方を読む

自分を止めているのがどっちの敵か分かると、対策もはっきりする。この記事の続きは、「始められない」完璧思考に絞って書いていく。

だから俺は「とりあえず思考」で動き出す

じゃあ、完璧思考をどう倒すか。答えはシンプルだ。

「完璧じゃなくていい。とりあえずやる。後で直せばいい」——これだけ。

ここで誤解しないでほしいのは、完璧主義を捨てろという話ではないこと。完璧を求める気持ちは、後回しにするだけでいい。先に最小限を出して、完璧は後から足す。後で直すから、雑にはならない。順番を入れ替えるだけだ。

完璧思考ととりあえず思考の違いを、表にするとこうだ。

項目完璧思考とりあえず思考
始め方完璧に準備してからまず最小限を出す
完璧の扱い最初に求める後回しにする(後で直す)
結果永遠に始められないとりあえず動き出せる
合言葉“ちゃんとしてから”“とりあえずやる、後で直す”

具体的なやり方は、4ステップだ。

ステップ① 気づく
「完璧にしてから」が頭に浮かんだ瞬間に、「あ、今、完璧思考してる」と名前をつける。これだけで、止まっていた足が少し軽くなる。

ステップ② 「とりあえずやる」と言葉にする
「とりあえずやる。後で直せばいい」と、声に出して言う。声に出すと、不思議と一歩が出る。

ステップ③ 最小限の行動をする
完璧を目指さず、ハードルを極限まで下げて1つだけ出す。ブログのデザインは今のままでいい、とりあえず書く。記事は300文字でいい、とりあえず公開する。ダイエットは今日1食だけ健康的にする、とりあえず始める。

ステップ④ 後で直す
出してから直せばいい。デザインは後で変えられる。記事は後で修正できる。計画は後で立てればいい。完璧は、後回しでいいんだ。

迷ったら、この表だけ覚えておけばいい。

ステップやること最小行動の例
① 気づく「完璧にしてから」に名前をつける“あ、完璧思考だ”
② 言語化「とりあえずやる、後で直す」と口に出す声に出して言う
③ 最小限の行動ハードルを極限まで下げて1つ出す記事なら300文字でいい
④ 後で直す出してから直す。完璧は後回しデザインは後で変えられる

完璧思考は捨てるんじゃない。完璧を「後回し」にして、まず最小限を出すだけでいい。

なぜ「最小限でいい」「60点でいい」と言い切れるのか。その土台になっているのが、この連載の原点「60点思考」だ。完璧を目指さず60点で前に進む考え方を知ると、とりあえず思考が腹落ちする。

Day 1:60点思考の話を読む

「Done is better than perfect」——完璧より、終わらせること

もう1つ、俺を後押ししてくれた言葉がある。

「Done is better than perfect(完璧より、終わらせることが大事)」

Facebookの創業者、マーク・ザッカーバーグの言葉だ。完璧を目指して止まるより、まず終わらせる。終わらせれば、次に進める。

実際、このブログがそうだった。俺は「デザインを変えてから書こう」とずっと止まっていた。でも、「とりあえずやる」と決めて、デザインはそのまま、Day 1を書いて公開した。完璧じゃなかった。アイキャッチも文章も、全然完璧じゃない。

でも、出した。そうしたら次の日、Day 2が書けた。Day 3も、Day 4も書けた。そして今、Day 5を書いている。とりあえず始めたら、続けられた。この連載そのものが、とりあえず思考の証拠だ。

今日の記録/次の敵は「結果をすぐ求める思考」

口だけにならないように、今日の記録も残しておく。

体重64.60kg、
散歩は8,449歩、
食事はだいたい健康的に、
睡眠は22:39〜6:48(約8時間9分)。

完璧な数字じゃない。でも、続いている。今日もこの記事を、完璧じゃないまま出した。それでいい。

次の敵は「結果をすぐ求める思考」だ。「やってもすぐ変わらないなら意味ない」と諦めてしまう、あの厄介なやつ。その倒し方「種まき思考」はDay 6で書く。

Day 6:結果をすぐ求める思考の倒し方を読む

次の一歩は、あなた次第

最後に、読みたいものを選んでほしい。

考え方の土台から知りたいなら、Day 1(60点思考)へ。
始めた後、続かないのが悩みなら、Day 4(白黒思考)へ。
次の敵の倒し方を知りたい・続きを追いたいなら、Day 6(種まき思考)へ。
迷ったら、まず次の記事、Day 6へ。

連載の全体像をまとめて見たい人は、こちらからどうぞ。

プロジェクト記録の一覧を見る(※実URLを差し込む)

俺も今日、完璧じゃないまま、この記事を出した。デザインも文章も完璧じゃない。でも、出した。だから続いている。

よかったら、また見に来てくれ。一緒に、とりあえずやっていこう。Day 5、これで終わり。

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