「また三日坊主で終わった。やっぱり俺は、意志が弱い人間なんだ」
俺も、ずっとそう思っていました。健康のことも、勉強のことも、何度も「習慣にしよう」と決めては、続かずに挫折してきました。生活保護、転職30回、狭心症に糖尿病。今のこの状態になったのも、結局、いろんなことを続けられなかったからです。
でも最近、やっとわかってきたことがあります。続かないのは、意志が弱いからじゃありません。最初のハードルが、高すぎただけです。
これは、どん底の俺が人生をフルモデルチェンジしていくドキュメンタリーの記録です。今日は、なぜ続かないのか、どうすれば続くのか、そして何日続ければ習慣になるのか。「スモールステップ」という、小さく始めるやり方について、今まさに実践しながら書いておきます。
先に言っておくと、俺は47歳、自己破産、生活保護、転職30回、糖尿病に狭心症。完璧からは一番遠い人間です。だからこれは、意志の強い人間の成功談じゃありません。何度も挫折してきた人間が、ようやく見つけた続け方の記録です。そのつもりで読んでください。
続かないのは意志が弱いからじゃない――ハードルが高すぎただけ
結論から書きます。続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。最初に設定したハードルが、高すぎただけです。
俺はずっと、続かない自分を「根性がない」「飽き性だ」と責めてきました。でも、よく振り返ると、毎回いきなり大きなことを始めていたんです。体も心も準備ができていないのに、いきなり全力でやろうとする。そりゃ続きません。問題は、性格じゃなくて、始め方のほうでした。
いきなり大きく始めると、なぜ挫折するのか
俺がやってきた失敗は、だいたいこのパターンです。
ダイエットしたいから、いきなり10キロ走る。筋トレしたいから、いきなりジムでガンガン追い込む。勉強したいから、初日からいきなり3時間やる。読書したいから、いきなり1冊読みきろうとする。
結果は、全部、挫折です。理由ははっきりしています。ハードルが高すぎるからです。体も心も、まだその負荷に慣れていない。だから一日二日はできても、すぐに「もう無理」となって、ぱったりやめてしまう。やる気があったのに続かなかったのは、やる気の問題じゃなく、最初の一歩を大きくしすぎたからでした。
スモールステップとは――小さく始めて、ハードルを下げる
そこで出てくるのが、スモールステップです。スモールステップとは、小さく始めること。ハードルを思いっきり下げること。それだけです。
具体的に、さっきの4つで考えてみます。
ダイエットしたいとき
いきなり10キロ走るのではなく、まずはトレーニングウェアを用意する。次に、靴を履く。次に、5分だけ散歩する。これがスモールステップです。
筋トレしたいとき
いきなりジムで追い込むのではなく、まずはジムに行く準備をする。次に、ジムに行く。次に、軽いトレーニングを5分だけやる。これがスモールステップです。
勉強したいとき
いきなり3時間やるのではなく、まずは机に座る。次に、参考書を開く。次に、5分だけ読む。これがスモールステップです。
読書したいとき
いきなり1冊読もうとするのではなく、まずは本を手に取る。次に、1ページだけ読む。次に、5分だけ読む。これがスモールステップです。
ここだけ覚えて帰ってもらえれば十分です。大きく始めるな。まず5分でいい。小さく始めれば、続きます。
| 項目 | いきなり大きく始める | スモールステップで始める |
|---|---|---|
| 最初にやること(ダイエット) | いきなり10キロ走る | まず5分だけ散歩する |
| ハードルの高さ | 高い | 低い |
| 続くかどうか | すぐ挫折する | 続けやすい |
| その後どうなるか | ゼロに戻る | 少しずつ伸ばせる |
習慣化には何日かかるのか――「21日」とは限らない
「何日続ければ習慣になるのか」。これは、俺もずっと気になっていました。
よく言われるのが「21日」です。3週間続ければ習慣になる、という説。でも、これは科学的な根拠が薄いとされているようです。実際は、行動の難しさによって変わります。
2009年のロンドン大学のラリー博士の研究では、習慣化には平均で66日くらいかかるとされています。ただし、これはあくまで平均で、18日から254日まで、かなり幅があります。水を飲むような簡単な行動なら20日くらい、運動のような難しい行動なら84日くらい、というふうに。
つまり、「21日続ければ習慣になる」とは限りません。行動によって、人によって違う。だからこそ、ハードルを下げて、小さく始めることが大事なんだと思っています。どうせ何十日もかかるなら、続けやすい小ささで始めたほうがいい、ということです。
この「小さく始める」の根っこにあるのが、「完璧じゃなくていい、60点でいい」という考え方です。なぜ60点を目指すと続くのか、その土台を知りたい人は、こちらが入り口です。
Day 1:60点思考の話を読む
なぜ小さく始めると続くのか――伸ばしていけるから
小さく始めると、ハードルが低い。ハードルが低いと、続けやすい。続けやすいと、習慣になりやすい。この順番です。
そして、もう一つ大事なことがあります。小さく始めれば、あとから伸ばしていけるんです。いきなり10キロ走るのは無理でも、まず5分散歩ならできる。5分が続いたら、10分に伸ばせる。10分が続いたら、15分に伸ばせる。最初の一歩さえ続けば、あとは少しずつ大きくしていけばいい。ゼロから10キロを目指すより、5分を10分にするほうが、ずっと現実的です。
そもそも「完璧にやろう」と思うと、最初の一歩すら踏み出せなくなります。完璧主義で動けない自分に心当たりがある人は、こちらが効きます。
Day 5:完璧思考をやめて「とりあえずやる」方法を読む
このブログも、スモールステップで続いている
えらそうに書いてきましたが、これは理屈だけの話じゃありません。今書いているこのブログ自体が、スモールステップの実例です。
最初から「毎日投稿」なんて高い目標にしていたら、間違いなく続きませんでした。だから「週4本」にした。「完璧な記事を書く」ではなく、「60点でOK」にした。ハードルをぐっと下げたんです。その結果、今のところ10本、投稿を続けられています。
完璧思考と白黒思考を捨てて、小さく始めたから、続いている。たったそれだけのことですが、続かなかった人間にとっては、大きな一歩です。
今日の記録/あなたは今、何を大きく始めようとしているか
今日の俺の記録です。
体重64.25kg、
散歩6,102歩。
食事は、
朝はオートミール、
昼はチキンとブロッコリーの豆乳クリーム煮、
夜は豚肉と野菜の蒸しサラダ。
睡眠は約7時間。
たいしたことは書いていませんが、これも、小さく続けている今日の記録です。
これを読んでいる人の中にも、何かを習慣にしたくて、また三日坊主で終わって、自分を責めている人がいるかもしれません。でも、あなたは今、それを大きく始めようとしていませんか。いきなり10キロじゃなくていい。まず5分でいい。小さく始めれば、続きます。俺も、そうやって今のところ続いています。
最後に、自分のつまずき方に合わせて、関連する記事を置いておきます。
読者タイプ別ナビ
そもそもの土台になる「60点でOK」という考え方から知りたい人は、こちら。
Day 1:60点思考の話を読む
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一度サボると全部やめたくなる人は、こちら。
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