大学中退後、人生で一番輝いていた半年の話【Day 17】 

自分史

Day 16では、大学を中退するまでの話をしました。昼夜逆転、映画三昧、そして「卒業は無理だ」と判断しての中退。今日は、その続き――大学中退後の話をします。

結論から言うと、中退してフラフラしていたこの時期に、俺は人生で一番輝いていた半年を過ごしました。仲間がいて、夢があって、そして諦めた。それでも、あの時間は今につながっています。

俺は47歳。転職30回、自己破産、生活保護、糖尿病に狭心症。完璧からは一番遠い人間です。

だからこの記事は、大学を中退して先が見えない人、やりたいことを周りに反対されて諦めた人、一歩を踏み出せずにいる人にも読んでほしいと思っています。

Day 16の続き――今日は大学中退後の話をします

大学を中退したあと、俺がどうなったのか。先に言ってしまえば、何者でもないまま、バイトを転々としていました。当時は「フラフラしている」としか思っていませんでした。

でも今振り返ると、この時期にこそ、人生で一番濃密な半年があったんです。順番に書いていきます。

実家に戻り、中華料理店のキッチンでバイト(喫煙で解雇)

中退して、まず実家に戻りました。そして中華料理店のキッチンでアルバイトを始めました。

結果から言うと、ここは長く続きませんでした。仕事中にタバコを吸っていたのが原因で、解雇されたんです。今思えば当たり前の話で、弁解の余地もありません。何者でもない自分が、最初のバイトもこんな終わり方をした。中退直後の俺は、そんな状態でした。

スポーツ用品店での半年が、人生で一番輝いていた

次に始めたのが、スポーツ用品店でのバイトでした。期間にすれば半年ほど。でもこの半年が、今振り返っても人生で一番輝いていた時期です。

同世代の仲間ができて、毎日が濃密でした。旅行に行って、フェスに行って、飲み会をして、恋愛もした。それまでずっと“普通じゃなかった”俺が、この半年だけは「普通」に近かったのかもしれません。

もし今、中退して何者でもない自分にあせっている人がいるなら、伝えたい。何者でもない時間が、後から振り返ると一番かけがえのない時期だった、ということもあるんです。回り道に見える時間を、そんなに責めなくていい。

仲間の影響でワーキングホリデーを志した

その仲間の影響で、俺はワーキングホリデーを志すようになりました。海外で働きながら暮らす――当時の俺にとっては、大きな夢でした。

英会話の学習を始め、資金を貯めるために派遣で工場勤務もしました。あの頃の俺にしては、めずらしく目標に向かって動いていた時期です。

原付事故と親の一言――「ワーホリは遊び」で諦めた

ところが、原付で事故を起こして肋骨を骨折しました。入院こそしませんでしたが、その時、親から言われたんです。「ワーホリなんて遊びだ」と。

その一言で、俺はワーホリを諦めました。もし行っていたら、人生は変わっていたかもしれません。

ただ、今になって思うのは――親に言われただけで諦めたということは、結局、俺の気持ちもそれだけのものだったということです。親のせいにすることもできます。でも本当に行きたかったなら、反対されても行ったはずなんです。だから俺は、これを誰かのせいにはしていません。自分で引き受けると決めると、不思議と、その選択を責めずにいられます。

友人を訪ねてオーストラリアへ、一人で外食できるようになった

ワーホリは諦めましたが、その代わりというわけでもなく、ワーキングホリデーでオーストラリアのシドニーに行っていた友人を訪ねて、9日間旅行しました。

この旅で、俺は一人で外食ができるようになりました。今の人には小さなことに聞こえるかもしれませんが、それまでの俺は一人で店に入って食事をすることすらできなかったんです。

夢そのものは叶えられなくても、その途中で踏み出した一歩は、ちゃんと自分に残ります。ワーホリには行けなかったけれど、この9日間で得た「一人でも大丈夫」という感覚は、今も俺の中にあります。

振り返り――回り道も諦めも、悪くなかった

大学中退後を振り返って、思うことがあります。

中退して回り道した時間も、やりたいことを諦めた選択も、悪いことじゃなかった。あの半年は、むしろ人生で一番輝いていた。

幼い頃からずっと、俺は“普通じゃなかった”。でもこの半年だけは、普通に近かった。仲間がいて、楽しい時間があって、夢を持って、諦めて、それでも少し前に進んだ。当時の俺は、全部を「フラフラしていた時期」としか見ていませんでした。今は、こう見ています。

出来事当時の見方今の見方
中退後バイトを転々何者でもない、フラフラしている一番濃密で輝いていた時間
仲間との半年ただ遊んでいただけ普通に近づけた、かけがえのない時期
ワーホリを諦めた親のせいで行けなかったそれだけの気持ちだった、と引き受けた
一人で外食できた大したことじゃない小さくても確かに前に進んだ一歩

あの半年が、人生で一番輝いていた時期だった。そう言い切れる時間があったことを、今は素直に良かったと思っています。

ここまでの自分史(前話への橋渡し)

この大学中退後の流れは、それまでの俺を知っていると、もっと腑に落ちると思います。ずっと“普通じゃなかった”俺が、なぜこの半年だけ「普通」に近づけたのか。最初から追ってみると、その変化が見えてきます。

・大学を中退するまで → Day 16
・3年間ほぼ会話しなかった高校時代 → Day 15
・中学時代 → Day 14
・小学校時代 → Day 13
・幼少期 → Day 12

今日の記録/読者タイプ別ナビ

今日の記録
体重:64.80kg/
散歩:2,352歩/
睡眠:22:00〜06:28(8時間28分)
食事:朝=オートミール(ブロッコリー・アボカド・ミックスナッツ・ゆで卵2個)/
昼=チキンとブロッコリーときのこの豆乳クリーム煮/
夜=スープ(ブロッコリー・にんじん・カリフラワー・いんげん・ほうれん草・里芋)

ここまで読んでくれてありがとうございます。気になるところから読んでみてください。

・大学時代を読みたい人 → Day 16
・高校時代を読みたい人 → Day 15
・中学時代を読みたい人 → Day 14
・小学校時代を読みたい人 → Day 13
・幼少期から読みたい人 → Day 12
・俺の考え方の土台(60点思考)を知りたい人 → Day 1
・結果が出なくて苦しい人 → Day 7
・転職を繰り返してきた話 → Day 8
・どん底からどう立ち直ったか → Day 9
・何も続かなかった話 → Day 10
・このシリーズの全体像を知りたい人 → Day 3

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