大学で授業に行かなくなり、4年で中退した俺の話【Day 16】

自分史

Day 15では、クラスでほぼ誰とも話さなかった高校時代の話をしました。今日は、その続き――大学時代の話をします。

結論から言うと、俺は航空機設計を夢見て工学部に入ったのに、その夢を手放し、授業に行かなくなり、4年で「卒業は無理だ」と判断して中退しました。

俺は47歳。転職30回、自己破産、生活保護、糖尿病に狭心症。完璧からは一番遠い人間です。

だからこの記事は、夢をあきらめた人、大学に行けなくなった人、中退したことを引きずっている人にも読んでほしいと思っています。「あきらめた自分はダメなのか」と感じている人は、最後まで読んでもらえたらうれしいです。

Day 15の続き――今日は大学時代の話をします

高校3年間、俺はクラスでほぼ会話しませんでした。将来のこともろくに考えず、参考書を買い集めては使わない。そんな人間でした。その続きが、この大学時代です。

「あんな高校時代を過ごした奴が、大学でどうなったのか」。先に言ってしまえば、ここでも俺は“普通”からは外れていきました。ただ、今振り返ると、その時間も自分の一部だったと思えます。順番に書いていきます。

工学部に入って、2年次に専攻を選んだ

俺が入ったのは工学部でした。1年のうちは共通の基礎を学び、2年次に専攻を選ぶ仕組みだった。当時の俺なりに「ものづくりに関わりたい」という気持ちはあって、専攻もそのつもりで選びました。

この頃はまだ、自分の中に「やりたいこと」があったんです。後から思えば、これが大学時代で一番前向きだった時期かもしれません。

1年は寮生活でほぼ皆勤、2年から一人暮らしと夜勤バイト

1年目は寮に入っていました。これが意外と良くて、生活リズムが整い、授業にもほぼ皆勤で出ていました。環境に引っ張られて、ちゃんとやれていた時期です。

ところが2年から一人暮らしを始め、夜勤のバイトをするようになりました。同じ頃、タバコも吸い始めた。誰にも管理されない生活が始まって、ここから少しずつ歯車が変わっていきます。今思えば、俺は自分で律するのが昔から苦手だったんです。

友達が増えて、社交的になっていった

意外に思われるかもしれませんが、大学では友達が増えました。高校では3年間ほぼ話さなかった俺が、大学ではよく喋るようになっていた。

環境が変わると、人はこんなに変わるのかと自分でも驚きました。話す気がなかっただけで、話せないわけじゃなかった。ここは、高校時代の俺を知っている人ほど「へえ」と思う部分かもしれません。
▶ 3年間ほぼ会話しなかった高校時代の話はこちら(Day 15)

航空機設計を夢見たが、「日本に設計の仕事はない」と知った

大学に入ってから、俺には一つ夢ができました。航空機の設計に関わりたい、という夢です。空を飛ぶものを自分の手で設計する――そう思うと、勉強にも意味を感じられました。

でも、ある時知ってしまったんです。「日本には、航空機を設計する仕事はほとんどない」と。当時の俺にとって、その事実は重かった。目指していた先に、道が見えなくなった。

そこで俺は、夢を手放しました。今になって思えば、もっと調べる手も、別の道を探す手もあったはずです。でも当時の俺には、それができなかった。夢をあきらめるのは、必ずしも才能や覚悟がないからじゃない。やりたい形が、現実の中に見つからなかっただけのこともある。そう思えるようになったのは、ずっと後のことです。

3年から授業についていけず、昼夜逆転で映画ばかり観ていた

夢を手放してから、勉強する理由が見えなくなりました。3年になると専門の内容は難しくなり、俺はだんだん授業についていけなくなった。

夜勤バイトと一人暮らしも重なって、生活は昼夜逆転。気づいたら授業に出ていない日が増えていました。代わりにやっていたのが、映画を大量に観ることです。来る日も来る日も映画を観ていた。生活は乱れ、体重は72kgまで増えました。

あの頃の俺は、サボろうと決めたわけじゃないんです。やりたいことが消えて、糸が切れたように生活が流れていっただけでした。もし今、大学に行けなくなって自分を責めている人がいるなら、伝えたい。やりたいことが続かなかっただけで、それは人生の終わりじゃない。流された時間も、ちゃんとあなたの一部です。

4年で「卒業は無理」と判断して中退した

4年になって、俺は自分の状況を見て「これは卒業できない」と判断しました。そして大学を中退しました。

中退を決めたときの気持ちは、絶望というより、もっと淡々としたものでした。「もう無理だな」という、静かな結論です。当時は「人生の失敗だ」と思っていました。でも今は、あれも一つの選択だったと思っています。続けるのが正解とも限らない。少なくとも、その後の俺はちゃんと今に続いています。

振り返り――あきらめたことも中退も、悪くなかった

こうして俺の大学時代は終わりました。夢を持ち、手放し、生活が流れ、中退した。文字にすると、なかなかの転落っぷりです。

でも今、はっきり言えることがあります。夢をあきらめたことも、大学を中退したことも、悪いことじゃなかった。やりたいことが続かなかっただけで、その時間も今につながっている。

当時の俺は、全部を「失敗」「ダメな自分」として見ていました。今は、こう見ています。

出来事当時の見方今の見方
夢を手放した才能も覚悟もなかったやりたい形が現実になかっただけ
授業に行かなくなった意志が弱い、ダメな人間やりたいことが続かなかっただけ
映画ばかり観ていた時間の浪費あれも自分の一部だった
中退した人生の失敗一つの選択で、今に続いている

俺の学生時代は、こうして終わりました。幼少期から高校、そして大学まで、振り返ると俺はずっと“普通”からは外れていた。それでも、今ここにいます。

学生時代の俺がどんな子どもだったのか、最初から追ってみると、この大学時代の流れがもっと腑に落ちると思います。

・3年間ほぼ会話しなかった高校時代 → Day 15
・中学時代 → Day 14
・小学校時代 → Day 13
・幼少期 → Day 12

今日の記録/読者タイプ別ナビ

今日の記録
体重:64.80kg/歩数:7,634歩/睡眠:22:00〜06:28(8時間28分)
食事:朝=オートミール(ブロッコリー・アボカド・ミックスナッツ・ゆで卵2個)/昼=鶏肉・ブロッコリー・きのこの醤油クリーム/夜=ブロッコリー・人参・カリフラワー・いんげん・ほうれん草・里芋・豚肉のスープ+豆腐のガーリックポン酢だれ

ここまで読んでくれてありがとうございます。気になるところから読んでみてください。

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・中学時代を読みたい人 → Day 14
・小学校時代を読みたい人 → Day 13
・幼少期から読みたい人 → Day 12
・俺の考え方の土台(60点思考)を知りたい人 → Day 1
・結果が出なくて苦しい人 → Day 7
・転職を繰り返してきた話 → Day 8
・どん底からどう立ち直ったか → Day 9
・何も続かなかった話 → Day 10
・このシリーズの全体像を知りたい人 → Day 3

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