理不尽な理由でクビになった俺の、家具店4ヶ月の話【Day 20】

自分史

Day 19の続きです。

CAD会社の体験入社が不採用になったあと、俺は2004年4月に家具店へ正社員として就職しました。でも、接客が苦手で、最後は「社長への挨拶が足りない」という理不尽な理由でクビになりました。たった4ヶ月の話です。

書いているのは、47歳・転職30回・自己破産・生活保護・糖尿病・狭心症という、完璧から最も遠い人間です。

「理不尽な理由でクビになった」「接客が苦手で仕事が続かない」――そんな経験で自分を責めてしまう人にも、届けばと思って書きます。先に結論を言うと、あれは俺がダメだったからじゃなく、その会社が合わなかっただけでした。

Day 19の続き──CAD会社のあと、次の仕事を探した

前回(Day 19)、CAD会社の体験入社が不採用になった話を書きました。理由ははっきり教えてもらえませんでしたが、正直、自分でも「向いてなかったな」と思っていました。

とにかく、次の仕事を探さなければいけません。お金もないし、いつまでも実家でゴロゴロしているわけにもいかない。俺はまた、求人を眺める日々に戻りました。

そうして見つけたのが、家具店の正社員募集でした。

CAD会社で何があって不採用になったのか、その経緯はこちらに書いています。先に読んでおくと、この話の流れがつかみやすいです。
Day 19:最初の就職先も、向いていなかった俺の話

2004年4月、家具店に正社員として就職した

2004年4月、俺は家具店に正社員として就職しました。

仕事の内容は、家具の販売と接客です。お客さんに声をかけて、商品の説明をして、買ってもらう。シンプルといえばシンプルですが、俺にとっては、これがけっこう大変でした。

「正社員」という響きには、当時の俺なりに少しホッとするものがありました。派遣でもバイトでもない、ちゃんとした就職。これで少しは落ち着くかもしれない――そう思っていた時期です。

接客が苦手だった

でも、すぐに分かりました。俺は接客が苦手でした。

知らない人に自分から声をかけて、笑顔で商品をすすめる。お客さんの反応を見ながら、距離感をはかって会話を続ける。世の中には、これが自然にできる人がいます。でも俺は、どうにも体に馴染みませんでした。

誤解しないでほしいのですが、接客という仕事を見下しているわけではまったくありません。むしろ、あれを当たり前にこなしている人を、今でも素直にすごいと思います。ただ、俺には向いていなかった。それだけの話です。

ワンマン社長の会社だった

この会社は、いわゆるワンマン社長の会社でした。

社長が店に来たら、何をしていても手を止めて、社長の目の前まで行って挨拶をする。それが暗黙のルールでした。今になって振り返れば、これがけっこう独特な空気だったと思います。

当時の俺は、CAD会社、派遣工場と、その前にもいろんな職場を見てきました(その流れはDay 18やDay 19にも書いています)。でも、どこに行っても、職場の「正解」みたいなものに、いまいちうまく合わせられない自分がいました。この家具店でも、たぶん同じだったんだと思います。

仕事中だったので、会釈だけした──そしてクビになった

ある日、社長が店に来ました。

そのとき俺は、ちょうど仕事の最中でした。手が離せなかったので、少し離れた位置から会釈をしました。自分の感覚では、ごく自然な対応のつもりでした。

でも、後日、店長から言われました。

「社長への挨拶が足りない」

それが原因で、俺は解雇されました。家具店での仕事は、これで終わりました。たった4ヶ月でした。

もし今あなたが、よく分からない理由で会社を辞めさせられて自分を責めているなら、これだけ覚えておいてください。
理不尽な理由でクビになったのは、あなたがダメだったからじゃない。その会社が合わなかっただけで、その時間もちゃんと今に続いています。

今ならありえない理由。でも当時はそういう会社だった

「挨拶が足りないからクビ」――今で言ったら、ありえない理由だと思います。

でも、当時はそういう会社でした。社長を悪く言いたいわけではありません。あの会社にはあの会社の常識があって、俺はそこに合わなかった。ただ、それだけのことだったんだと思います。

当時の俺は、「また自分がダメだったんだ」と落ち込みました。でも今振り返ると、見方が少し変わります。会釈だけしたのは、仕事中なら別におかしな対応じゃない。挨拶が足りずにクビになったのは、自分の落ち度というより、その会社が合わなかっただけ。そう思えるようになりました。

振り返り──どこに行っても普通じゃなかった、でも悪くない

幼少期から、俺は「普通じゃなかった」自分でした。

小学校、中学校、高校、大学、派遣工場、CAD会社、そして家具店。どこに行っても、まわりにうまく馴染めず、「普通じゃない」感覚を抱えていました。

でも、今ならこう思います。それは悪いことじゃなかった。ただ、自分に合った生き方を見つけるのに、人より少し時間がかかっただけです。家具店をクビになったあの4ヶ月も、回り道に見えて、ちゃんと今の自分に続いています。

出来事当時の見方今の見方
接客が苦手だった自分はダメな社会人だ向いていなかっただけ
会釈だけした怒られて当然のことをした仕事中なら普通の対応だった
挨拶が足りずクビ自分の落ち度でクビになった理不尽な会社が合わなかっただけ
どこでも普通じゃない自分には欠陥がある合う生き方を探す途中だった

「どこに行っても普通じゃなかった」その流れは、ここまでの自分史を順番に読むと、もっとはっきり見えてきます。

Day 18:仕事にムラがあった俺の、派遣・工場勤務の話
Day 17:大学中退後、人生で一番輝いていた半年の話
Day 16:大学で授業に行かなくなり、4年で中退した俺の話

自分史をどこから読むか──読者タイプ別ナビ

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。気になるところから読み進めてもらえたら嬉しいです。

■ この続き・前の話を読みたい人へ(自分史編)

この家具店の前後の話は、この順番で読むとつながります。

Day 19:最初の就職先も、向いていなかった話
Day 18:派遣・工場勤務、仕事にムラがあった話
Day 17:大学中退後、一番輝いていた半年の話
Day 16:大学時代の話
Day 15:高校時代の話
Day 14:中学時代の話
Day 13:小学校時代の話
Day 12:幼少期の話

■ 「仕事が合わない・続かない」で悩んでいる人へ

今まさに似た悩みの中にいるなら、この記事が少し肩の力を抜いてくれるかもしれません。

Day 8:転職を繰り返した話
Day 10:続かなかったことの話
Day 7:結果が出ないときの話
Day 9:どん底からの再起の話

■ このブログ全体の考え方を知りたい人へ

「完璧じゃなくていい」という、このブログの土台になっている考え方です。

Day 1:60点思考の話
Day 3:シリーズ全体の案内

今日の記録

  • 体重:64.80kg
  • 散歩:3,385歩
  • 食事:朝 オートミール(ブロッコリー、アボカド、ミックスナッツ、ゆで卵2個)/
    昼 チキンとブロッコリーとキノコの豆乳クリーム煮/
    夜 野菜スープ(ブロッコリー、にんじん、カリフラワー、インゲン、ほうれん草、里芋)
  • 睡眠:22:10就寝、8:31起床、10時間21分

家具店も、普通じゃなかった場所のひとつでした。でも、それでよかった。明日も、淡々と書いていきます。

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