成功後のことばかり考えて、1ヶ月で辞めた俺の話【Day 23】

自分史

Day 22の続きです。

CD/DVDレンタル店を辞めたあと、2006年5月にフランチャイズのカレーショップへ正社員として就職しました。調理もホールも宅配もやる仕事です。

「独立したい」と思っていました。でも、いま振り返ると、独立したい理由は何もありませんでした。ただ金持ちになりたくて、自分の思い通りにしたかっただけです。

俺は47歳、転職30回、自己破産、生活保護、糖尿病、狭心症。完璧という言葉から、たぶん一番遠いところにいる人間です。

結論から言うと、1ヶ月で辞めたのは飲食が向いていなかったからではありません。成功したあとの生活ばかり想像して、そこにたどり着くまでの過程を、まったく考えていなかったからです。

Day 22の続き──レンタル店のあと、カレーショップに就職した

前回(Day 22)は、本を読んだだけで成長した気になっていた頃の話でした。そのレンタル店を辞めたあと、俺が次に選んだのがフランチャイズのカレーショップでした。

頭でっかちだった自分の話を先に読みたい方は、こちらからどうぞ。当時の俺がどんな状態で次の仕事に向かったのかが分かります。

▶ Day 22:本を読んだだけで成長した気になっていた俺の、レンタル店8ヶ月の話

2006年5月、フランチャイズのカレーショップに正社員として就職した

2006年5月、俺はフランチャイズのカレーショップに正社員として入りました。仕事は調理、ホール、宅配まで、ひと通りやる感じでした。

朝は早くから仕込みに入り、閉店まで働く。休みは週に1日だけ。今思えば、なかなかハードな環境でした。

「独立したい」と思っていた。でも、理由がなかった

当時の俺には「いつか独立したい」という気持ちがありました。フランチャイズなら、いずれ自分の店を持てるかもしれない。そう思って選んだ仕事でした。

ただ、正直に書きます。俺が独立したかった理由は、金持ちになりたかったから、そして自分の思い通りにしたかったから。それだけでした。

「カレーが好きだから」でも「飲食で人を喜ばせたいから」でもありません。やりたいことがあったわけじゃない。ただ「独立」という言葉に、都合のいい未来を重ねていただけでした。

成功後のことばかり考えて、プロセスを一切考えていなかった

あの頃の俺が考えていたのは、成功したあとのことばかりでした。

いい家に住んで、いい車に乗って、いい時計をつけて、海外旅行に行って、うまいものを食べる。そういう「うまくいったあとの生活」ばかりを、頭の中で何度も再生していました。

でも、そこにたどり着くまでに何をどう積み上げるのか、というプロセスは、まったく考えていませんでした。ゴールの映像だけがあって、そこまでの道のりが真っ白だったんです。

飲食をやりたかったわけじゃない。だから続くはずがなかった

動機が「金持ちになりたい」だけで、飲食そのものにやりたいことがない。そんな状態で、ハードな現場に長く耐えられるわけがありませんでした。

仕事がきついとき、人は「なんのためにやっているのか」に立ち返ります。でも俺には、その「なんのため」の中身がありませんでした。空っぽだったんです。

目的が空っぽだと、少ししんどくなっただけで、踏ん張る理由が見つからない。今ならそれが分かります。

過酷な労働に耐えられなかった──覚悟がなかったから

早朝から夜遅くまで、休みは週1日。環境は確かに厳しかったです。でも、それ以上に、俺の側に覚悟がありませんでした。

そして結局、俺は1ヶ月で辞めました。「すぐに結果が出ない=自分には向いていない」と決めつけて、あっさり離れてしまったんです。

この「すぐ結果を求めて、うまくいかないと辞める」というクセは、俺の転職人生をずっと支配していました。その正体については、別の記事で詳しく書いています。同じパターンで悩んでいる人は、こちらを読むと自分の思考のクセが見えてくると思います。

▶ Day 7:すぐに結果を求めてしまう「即結果思考」の話
▶ Day 8:うまくいかないとすぐ辞めていた「すぐ諦める思考」の話
▶ Day 21:すぐ結果が出ないと辞めていた俺の、リフォーム営業3ヶ月の話

振り返り──種を蒔かずに、収穫だけを期待していた

いま振り返ると、あの1ヶ月の俺は、種を蒔かずに収穫だけを期待していたんだと思います。

成功したあとの実りは、鮮明に思い描いていました。でも、そのために何を蒔き、どう育てるのかは、まったく考えていなかった。それでは、どんな仕事も続くはずがありません。

独立したいのに理由がないのは、あなたがダメだからではありません。目的が、まだ育っていないだけです。成功した姿より先に、次の一歩が見えるかどうか。そこが大事なんだと、今なら思います。

俺がなぜ「完璧じゃなくていい」「60点でいい」と考えるようになったのか。その土台になった考え方は、こちらの記事にまとめています。当時の俺に一番足りなかったものが書いてあります。

▶ Day 1:完璧をやめて「60点思考」で動けるようになった話

出来事当時の見方今の見方
独立したいと思っていたいつか独立して成功する理由がなく、目的が空っぽだった
独立の動機金持ちになりたい・思い通りにしたい動機が弱く、どんな仕事も続かなかった
成功後の生活を夢見た成功すれば全部手に入るプロセスを描かず、収穫だけ期待していた
1ヶ月で辞めた自分に向いていなかったすぐ結果を求める即結果思考・すぐ諦める思考

自分史と「考え方」をどこから読むか──読者タイプ別ナビ

「独立したいのに理由がない」と悩んでいる人へ
目的が空っぽなまま動いてしまうクセと、その抜け出し方の土台になる考え方が分かります。

▶ Day 1:60点思考の話
▶ Day 7:即結果思考の話
▶ Day 8:すぐ諦める思考の話

自分史の続き・前の話を読みたい人へ
転職30回の原点を、時系列でたどれます。

Day 22Day 21Day 20Day 19Day 18Day 17Day 16Day 15Day 14Day 13Day 12

ブログ全体の流れを知りたい人へ

▶ Day 3:シリーズ全体の案内
▶ Day 9:どん底からの再起の話
▶ Day 10:続かなかったことの話

今日の記録

  • 体重:64.90kg
  • 散歩:5,434歩
  • 朝食:オートミール(ブロッコリー・アボカド・ミックスナッツ)、ゆで卵2個
  • 昼食:チキンとブロッコリー・きのこの豆乳クリーム煮
  • 夕食:野菜スープ(ブロッコリー・にんじん・カリフラワー・いんげん・ほうれん草・里芋)
  • 睡眠:21:55就寝〜7:10起床(9時間15分)

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